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天ぷら油の利用後の廃棄物(廃食用油)をマテリアルリサイクルにて精製(二次資源)。精製後の二次資源の販売・売電を行い電力を電力会社へ卸売する事業です。 廃棄物(廃食用油)にエタノールを混ぜることで、主に軽油・A重油と同等の効果が見込める、BDF(バイオディーゼルフューエル)を精製することが可能になります。
52万トン(2019年度)
このうち事業者系からの排出が約8割を占めています。 日本国内において、一般家庭からの廃食用油のリサイクルは回収・利用の費用対効果などに課題があり、リサイクルが進んでいないのが現状です。
廃食用油の排出率
近年、脱炭素の対策の一環として、世界各国が軽油にBDF(廃食用油+エタノール)を加え車両に利用する影響から、廃食用油の価格が高騰しております。 また、世界的にもコロナなどのパンデミックや紛争等で、廃食用油の回収・精製費用が増大し、廃食用油の価格高騰が引き起こされています。
2030年代にガソリンを燃料とする自動車の新車販売が禁止され、それ以降はガソリンに代わって水素や電気などを利用することになります。 そうなると現在軽油に加えているBDFが不要となり、大量の廃食用油が余る事態になります。 さらに、廃食用油の運送・精製時のCO2排出換算を行う脱炭素の仕組みが広がることによって、輸出が制限される事が予想されます。
発電使用燃料は、【軽油】【A重油】【廃プラスチック油】【再生油】を代替として稼働させています。
世界各国でBDF(廃食用油+エタノール)の需要が増大し、価格高騰
近年、国内で注目されている航空燃料SAF(再生航空燃料)の需要増加
発電事業で使用する燃料は低品質なのに対し、海外輸出対象となるBDFは中品質(酸化値が低い物)である為、影響が少ない。 さらに航空燃料は灯油に近い燃料なので、こちらも影響は少ない。
二次資源(リサイクル資源)を利用した発電を行う事で、カーボンニュートラルなエネルギーを供給する事が可能となります。
その結果【脱炭素社会】【循環型社会】を実現致します。
カーボンニュートラルとは、
温室効果ガスの排出量と
吸収量を均衡させることを意味します。
何かを生産したり、一連の人為的活動を行った際に、大気中に排出される二酸化炭素と大気中から
吸収(固定)される二酸化炭素が等しい量であり全体としてゼロとなっている状態を指します。
温室効果ガスの排出を完全にゼロにすることは現実的に難しいため、
排出量から吸収または除去した量を差し引いて、全体としてプラスマイナスでゼロにするという考え方です。