廃油(鉱物油)事業

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廃油(鉱物油)事業とは

廃棄した鉱物油(エンジンオイル等)は、ケミカルサイクルにて油(二次資源)として再利用します。こうして精製された二次資源の販売や、発電所で発電した電力を電力会社に卸売する事業です。
ただし、バーゼル条約にて輸出は禁止されている為、主に軽油・A重油・C重油を精製して利用します。

鉱物油の事業フロー図PC用

鉱物油の事業フロー図PC用

国内の産業廃棄物の発生量について

308万トン(2018年度)

廃油とは事業活動で使用した油を産業廃棄物として処理することになったもののことを指します。
潤滑油、絶縁油、洗浄用油、切削油、廃溶剤、タールピッチなど様々な種類があり、全ての廃油をリサイクルできるわけではありません。
さらに現在は精製した油を売却した場合も売値が安い為、良質な廃油でも安価で取引されています。

環境省が令和4年に発表した報告書によると、令和2年度に排出された廃油は45%が再生利用され、54%が減量化、1%が最終処分されました。

産廃物の排出種別

MARKET

現在の市場動向

国内ではバーゼル条約以降プラスチックの輸出ができなくなり、大量の廃棄プラスチックの処理方法が問題となりました。
その為、現在も国内の様々な企業が本問題に取り組んでいます。世界では様々な資源にリサイクルされており、 その有名な例としてジェット燃料として利用されております。

将来の市場動向

二次資源としてのリサイクル方法は、世界各国では一般的にも認知されており、廃油から再生された油の価値が見直される可能性は十分に考えられます。
その為、国内でも廃油は立派な資源として認知され、現在高騰している処分費用は将来的には見直されると想定されます。
また、再生された油の価格は同種の油の価格は同種の油の価格を上回る予想ができます。

risk

廃油を精製した油(二次資源)は軽油・A重油・C重油に適しており、現在化石燃料扱いなので価格は安価です。事業としては発電を行うよりも、燃料販売の方が敵しています。

産廃物から精製した油の環境価値が高いと判断されれば、2〜3年後に廃油の価格が高騰

廃油は今後価格高騰する可能性が極めて高い為、発電燃料の価格固定は難しい

BDFよりも再生油の方がスペック(特にカロリー)が良い為、今後価格の高騰が予想されております。

sustainable

資源から油を精製する際に生するCO2より、利用後の資源から油を精製する際に発生するCO2量が少なくなります。

サステナブルのフロー図PC用

サステナブルのフロー図SP用

リサイクルの場合、天然資源から製造され産廃物になるまでの過程で発生するCO2はカウントされないとされております。

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